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【深淵オーディオ】(2)偽オートグラフ 'Minigraph' の図面とユニットと回路

‹ 2025/01/23 ›

Minigraphの作製2回目、今回は改めて図面と使用ユニットについてとなります。

前回は初回にして、いきなり半製品の説明から始めちゃいましたので、オイオイ図面はどうした!?っていう方もいたかもしれません。汗

図面は「A3」4枚

さて、A3用紙を型紙代わりにしたいので、この用紙サイズで全ての部材が描けるように全体姿を整えます。

用紙枚数もできるだけ少なく心がけ、全4枚。

外観は1/3.6程度のサイズ、少々幅太めの全様になりましたけど、まぁ、私的にはなかなか魅力的なカタチになったかなっと。

で、御本体の微細構造はわかりませんが、Minigraphの場合、上面に加え、側面側0°、45°、90°があれば、設計から切り出しができます。

この各面をA3に各1枚、計4枚で設計を終わらせます。

【上面・正面】

まずは、最も形が固定されてる上面から。

描いてみますと、部材によってはマイナー角がちょいちょいありますが、骨格参照できる部材も近隣にあるので、このまま4枚で作り込みます。

正面以降の図面の設計は、上面のガイドをコピーして各面相当角で回転して使えば整います。

(マイナー角の部材以外は・・・)

【側面・斜面】

側面・斜面も同じようにガイドを回転して作り込みます。

図面毎数の節約のために部材を重ねて描いてます。

使うドライバーコンポーネント

Minigraphに使うスピーカーユニットですが、まぁ、TannoyのDual Concentric(Tannoy社TM)を詰め込んでみたくなりますよねぇ。

が、しかし、そんなことをするくらいなら本物を買った方が良いのもまたしかりですねぇ。汗

なんとかお安くTannoyの同軸型スピーカーが入手できないものかと・・・、しばらく探しこんでいました。

で、見つけたのがこちら。

中古で一つ6,000円弱、Tannoy Di5 DCになります。

古いほうのDi5 シリーズで、ICT(Tannoy社TM)ドライバじゃないほうです。

LF側4.5インチ(110mm)マルチファイバーコーン、HF側19mm (0.75") チタニウムドーム、新しいICTユニットではありませんのでネットワークの組み直しが容易にできるタイプです。

フロアあるいは庭先などで利用する業務用の館・園内放送用の耐候性スピーカーということで、コーンには防水塗料がしっかり塗られている感じ。

マグネットはしっかり大きく、高能率というより力で押して聞こえるようにするほうが大事!といった目的通りの商品に見えます。

でも、完動品のTannoy DCスピーカーで、ここまで安いのはなさそうでしたので、これはこれで良い!!

それに、折角のMinigraph、~ 雰囲気はTannoy DC、期待が持てそうもないバックロードホーンは力任せ ~ということで、正にあってそうです。汗

ネットワーク回路

では、最後に入手したDi5 DCのスピーカーネットワークを見てみます。

スピーカー仕様では、2kHz crossoverとありました。

実際の回路的にはHF側カットオフ周波数は4KHzちょいくらい、HFにNotch filter+過負荷保護、LFにZobel filterが付いてるようです。

コイルのインダクタンスは未計測で仔細不明です。

ざっくり言って。Di5 DCってそもそもバスレフ型のスピーカーですし、そのユニット仕様もバックロードホーン向きではなさそうです。

が、今回はネットワーク回路もこのまま利用するほうこうで、次へ進みます。笑