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【深淵オーディオ】(3)仕上がりと性能検査 Popo BVPPC Headphone Amplifier(ヘッドホンアンプ)自作

‹ 2026/02/06 ›

こんにちは。ちょいと寒戻りで凍る・・・。汗


さて、OPA Bi-Variable Push-Pull Composit Amplifier(改めPopo BVPPC Headphone Amp.) 3回目、最終回になります。

結論から言いますと、目標通りのスペックでいい味だせてます。


最終調整でClassAよりのABってところになってる感じですかね。

VBEと出力段のトランジスタは静音時でもそこそこ発熱をしますが、小型のヒートパネルで賄える程度。

固着型シリコングリスで結合して完成形としました。

仕上がり

基板サイズが89 mm*108.8 mmだったもんで、タカチ社YM-150に格納しました。



電源、ボリュームなど各種インターフェイスを取り付けて、ピッタリ収納でした。

市販の安アンプと大体同じサイズ感になりましたので、使いやすいです。^^


手元にイヤホンジャックない事件

ここでプチ問題、手元に絶縁タイプのイヤホンジャックがありませんでした。泣

ということで、最終的に基板内でのPGNDとAGNDの1点結合を解除しました。


代わりにシャーシ自体がGND兼用シールドとなりました。

(無理くりで嫌な構成なんですけど~、汗)


で、このヘッドホンは入力音源を過剰に操作せず、オペアンプの音質差は出にくい仕様。

NE5532ほかいくつか試しましたが、想定通りオペアンプ臭は感じませんでした。


また、もう一つの思想、40KHz弱当たりまで音域とするを楽しみたいってことを踏まえて、最終的にOPA2140Aをチョイスしました。


性能検査

検査は自作オーディオアナライザで行いますので、簡易的かつ相対的なものとなります。

ただ、比較対象があればそれでも性能定性できますので、手作りアンプの指標はこれで十分です。


では早速。

音源はiPhone、終段負荷はAKG K701(62Ω)となります。

(1)iPhone + Popo BVPPC Headphone Amp. + AKG K701の構成、1kHz 2Vppを基準出力に設定して性能検査します。


また比較対象は(0)iPhone AKG K701 ダイレクト出力にしました。

(1)で基準出力を決めましたので、(0)iPhoneダイレクトでの出力は 1kHz 2Vppを割ります。

合わせるよりiPhone側出力は変えない方が分かりやすいと思いまして、そのまま計測します。



結果

(0)iPhone ダイレクト

DCオフセット ≒ 3mV

THDN:1kHz 0.0066、10kHz 0.0063 15kHz 0.0063

dBu:1kHz -7.9、10kHz -9.2 15kHz -11.9


(1)iPhone Popo BVPPC Headphone Amp.

DCオフセット ≒ 3mV

THDN:1kHz 0.0074、10kHz 0.0060 15kHz 0.0064

dBu:1kHz 0.5、10kHz -1.1 15kHz -3.7


DCオフセットは3mA程度、良好。

1kHz(中域)で0.001程歪が増えてますが、そこから高域までTHDN、音圧ともにソースに忠実な出力が得られています。

計測器の実測が18kHzくらいで限界ですので、30kHzが見通せないのが残念ですが、まぁほどほどに良さそうな気配ですね。^^;


写真の波形で微かに分かりますが、奇数、偶数ともに高調波は近傍から素直な盛りで五次くらいまで見えてますね。

(これX軸対数にしたいですね~)

(1kHzが見えない、汗)

ほどほどに高調波を抑制してない分、超低歪にはなりませんがオペアンプ臭はマイルドにする思想通りの振舞いになってます。


これにて、簡易性能検査を見る限り、本来の目標だった過度のオペアンプ主張は抑制、高域側まで素直な形で完成できたと分かりました。


*Popo BVPPC Headphone Amp.の測定は±6V電源での計測となりました。汗

(その他の正負電源に空きがなかった・・・、泣)

本来の想定電圧は±9V~±16Vでしたので、低電圧の割には検討しているといえます。

実聴

こちらは私の耳感となります。


PopoDACのMC Profile違いによる嗜好性はしっかり耳元に届いています。

その音質は、ごっつええ感じです。^^;