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(2021の2)Skype for Businessを使ってCME強化

今日はCall Managementの骨格、~音声統合~の設計をします。

ネットワークインフラを活用するので、物理設計・ネットワーク設計が先じゃね?って思いますが、後回しです。

そして今回のネタでは、ネットワーク設計は細かく解説しません。

といいますのも、先日の概要図でLayer1-3までの設計と機器配置ができなければ、Voice触るのはちょっと無理かと思うからです。

では、音声統合の最初のお仕事~ダイアルピア・パズル~の設計を完成させます。

【従来設計2015年版】

まずは、2015年時点の従来バージョンです。

PTSNからの受話は、アナログ電話機とIP Phoneで受けることと、留守時にSNR経由でスマホで受けるように設計しました。

また、PTSNへの送話は、屋内インフラのアナログ電話機とIP Phoneからのみ可能な設計です。

次はSFBを追加した今回のシナリオです。パッと見てどうでしょう?この建屋で再現できる音声インフラの改良点と可能性の広がりを感じることができましたでしょうか?

注目点の1つ目は、PTSNからの受話はDNで受ける形からHuntgroup(HG1)に変更したところです。

そして、HG1には、従来の500番に加え、5501/5502を追加しました。

【HuntGroup1】受話を広げる

  • 従来のダイアルピア探索を行う
  • 新しいSFBユーザ5501と5502への探索を行う
  • これらをパラレルで行う
  • 最終は今のところ最初の500です(が、CUEを動かすときに変わります)

これによって、PTSN入電を社内配備したアナログ電話機、IP Phone、Skypeクライアントで同時に着信することができるようになります。

【DP551】SFBに探索を引き継ぐ

え?5501と5502のダイアルピア定義がないですけどっ?ってなります。

そうなんです、電話番号55..系はSFBに管理させる範囲にしたいので、2951/CMEではこれらを定義DP551に任せることにします。

【DP552】SFB経由の送話を引き継ぐ

DP551/552はともに、CME外部に設置されたSFBとの連携のための定義となります。

DP552は、SFB(Lync)からのIncomingをどう処理するかの定義です。「.T」で全ての宛先番号を受付し、どこに要求を引き継ぐかはCMEのダイアルピア探索が担当します。

先述までに、受話のルートが整いましたので、5..系は500電話が受けます。それ以外はPTSNにコールします。

また、55..<->55..は、SFBで処理します。

これで、大きな改変をせずに従来の音声ルートが拡張できそうですね!