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【深淵オーディオ】アンプ自作 汎用電源を作る(USB充電機能付き、安定化電源)

電気回路なんかを作ってたら、汎用電源が欲しくなりました。

中華製の安定化電源が安いのでそれで充分なのですが、折角なので、汎用の電力回路も自作で用意するようにします。

材料はこちら。

  • SFX電源:100-240V 2A 古いPCに付いていたATXの小力版 1個
  • DC-DCコンバータ:中華製DSP-3005 USB(In:~40V Out:~32V 5A)1個
  • スイッチ:トグルスイッチ 1個
  • USBコネクタ:Type-Aメス 2個
  • 筐体パーツ:MDF、金網

SFX電源に出力 12V(5.5A)がありますので、こちらを使って、~12Vまでの定電圧汎用電源にしようかということです。

ついでに、待機電源出力に5VSB(0.8A)がありますね、ちょうど良いのでDCPとSDPの最大2個のUSB充電機能も付けちゃおうと思います。

【筐体設計】

キャビネット、パネルに誤記あります。汗

ギリギリまで詰めた形にしました。

【SFX電源を手動でONにする】

SFX(ATX)電源は、仕様上PCのマザーボードに繋がって初めて、PS_ONが作動できるようになってます。

(そうでないのも一杯あるようですが・・・)

そこで、SFX仕様書からPS_ONを手動で電源OKに遷移させる回路を作成しました。

このPSUでは、PS_ONの待機電圧は4.3Vでした。で、PS_ONとGNDを繋いで、<=0.8Vにしないと電源が入りませんので、スイッチと抵抗を積みました。

【USB-SDP回路】

USB1から始まり今ではTypeCまでありますね。その間、充電仕様もちょいちょいブラッシュアップされてます。

5VSBを利用したUSB充電にはSDP USB2.0(5V/0.5Aまで)がちょうど良さそうでしたので、BC仕様書からこんな感じの回路になりました。

【USB-DCP回路】

12DC/5.5Aまでのラインは、ちょいとW数の稼げるDCP(5V/1.5Aまで)仕様で使えますので、こちらはDCP回路で用意することにします。

どちらもData -を使ってネゴシエーションした上、電力を受給する仕組みのようです。

【組立】

レイアウトと回路が決まったので、サクッと作ります。

SFX電源にファンがついてましたので、キャビネットにも穴をあけて、エアフロ―ラインを確保して、背面にごちゃっとコネクタ類を取り付けて、う~ん、ギリギリ・・・汗

回路は単純ですので、後は空中ワイヤー配線でやっつけました。

キャビネット電源をONにして、DSP-3005が起動しました。

(電源スイッチ回路OK)

DSP-3005ってパネル操作方法がどこにも記載ありません。毎回設定は簡単にできますが、メモリ機能のやり方がどうにも分かりませんでした。

とりあず、5V/~5.1Aまでの許容で設定出力をセットし、パネル付属の電源ボタンをONにすると出力開始となります。

iPhone6は、0.7~0.9Aで充電中・・・、SDPみたいな・・・汗

(充電OK)

12DC入力からの出力なので、最大電圧11.3Vまでの運用になりますが、小電力基板のテストなんかに使えそうです!ついでにスマホ充電できますしね!

次こそは、アンプの完成をさせたいです。^^;